京都 – ページ 3

2014/07/21 新選組ゆかりの地訪問

京の夏の旅で新選組ゆかりの島原の建物二箇所が公開されていたので、ついでに新選組ゆかりの地を回ってきました。

まずは壬生寺。はっきり言って新選組についての予備知識は持っていません。

近くに来ると、それらしい看板が出てきます。

途中に、新選組屯所前川邸というのがありました。

いまはお土産物屋になっていました。

ラッパを鳴らして回る、おとうふ屋さん。

こちらは、八木家住宅

ここが新選組の最初の拠点になったそうです。先ほどの前川邸は、人数が増えてこちらだけでは賄えなくなって分宿したものらしいです。

中は撮影禁止。
最初の頃、武士出身の芹沢鴨らのやりたい放題にたいする処置を迫られて、農民出身の土方歳三らが芹沢らを暗殺したのもここだったとのことで、現場も見学することができました。

八木家はいまは和菓子屋さんをやっており、見学料にお茶のセットがついていました。
八木家の先祖は福井の朝倉氏だそうで、戦国時代に敗れた後亀岡の八木に隠れ住んでいたのが名前の由来らしいです。

壬生寺



壬生塚
新選組関連の墓が並んでいます。

近藤勇


本堂
律宗というめずらしい宗派です。律宗で有名な寺院は奈良の唐招提寺です。
本尊は地蔵菩薩。

ここから京の夏の旅のコンテンツです。
壬生から少し南へ行った、卸売市場のそばの、島原という地区です。
ここは、京都の花街の元締めがあったそうです。
ここができた当時、いろんな人がここを目指して移動した様が、当時伝え聞いた島原の乱のように思えたということから島原と呼ばれるようになったそうです。

島原には「置屋」と「揚屋」という業種があって、「置屋」は芸姑を養成し揚屋に派遣する業務を行っており、「揚屋」は大座敷と厨房を持ち、料理を用意して芸姑を置屋から派遣してもらい、茶会や句会、宴会を行ったそうです。遊郭と混同されそうですが、遊郭の女性は芸を持たず、逃亡を防止するために出入りが厳重に管理されていたのに対し、花街では芸を持ち、出入り自由となっていたそうです。また、芸姑の頂点に登りつめると太夫となり、正五位の位を与えられ、皇族にも謁見できる資格となるそうです。

ここは置屋の輪違屋。芸姑を派遣する方ですね。
いまは料理も扱い、茶屋として営業していますが、現役のお店です。

当時の太夫が客に送った営業用の和歌の下書きだそうです。

新選組が書いた書
近藤勇と書いてありますね。
新選組のメンバーがいっぱい書いておいていったそうですが、当時の新選組の評価はかなり悪かったので、ほとんど処分されてしまっていたそうです。

ひさしに柱がないのが特徴

続いて、揚屋の角屋
芹沢鴨暗殺の際、芹沢を酔わせるためにメインの宴会を行ったところです。

ここはもう営業しておらず、展示用に保存されているようです。

松の間

芹沢鴨は角屋のかごに乗って八木家まで戻ったそうですが、これに乗っていたのかも。

だいたい新選組の概要がわかってきました。

2014/07/06 下鴨神社本殿見学

下鴨神社は来年式年遷宮を控えています。
下鴨神社の本殿は国宝となっているので、伊勢神宮のように新築するわけにはいかず、修理という形にするそうです。その本殿の修理が現在行われています。

修理中の本殿を間近で見られるというので行ってきました。
正倉院のように無料というわけには行かず、有料のイベントで、読売テレビの企画でした。
「式年遷宮奉祝国宝本殿特別観覧会 —ヴァイオリンの音色にのせて」というイベント名で、事前予約チケット制です。

出町柳の鴨川・高野川

お白石

式年遷宮で、本殿周りの白石も入れ替えるそうです。以前は鴨川から持ってきたそうですが、規制によって持ってこれなくなったそうで、入れ替えではなく既存の石をお清めして再利用することになったそうです。

糺の森でフリーマーケットをやっていました。

受付に着きましたが、受付開始まで40分位あります。

直会殿
伊勢神宮から移設された建物らしいです。
この中で説明があるようです。

本殿方面は工事中のため、幕がかけられています。

拝殿

ようやく受付が始まりました。
ここから撮影禁止です。

受付と同時に見学グループを分ける札をもらいました。わたしは一番のグループでした。
直会殿で神職の方から説明があり、プロのヴァイオリン生演奏がありました。
そして、本殿見学に移動です。
待っている人たちにはまだまだヴァイオリン演奏が続いたようですが、一番が裏目に出たようです。

本殿は2組あり、2柱の神様が祀られています。（現在は仮本殿に移動中）
桧皮葺きの屋根が裸になっていて、作業内容が確認できました。以前春日大社で見たのと似ていました。飾り金具を外した跡などが興味深かったです。

本殿見学の後、通常やっている大炊殿の見学や古神宝の見学もできました。

見学終了です。

このあと、京都駅まで戻って、えき美術館でやっている美術展「バルビゾンへの道」へよってきました。

フランス絵画のバルビゾン派につながる絵画を展示する美術展でした。
バルビゾン派というのはフランスのバルビゾン村に集まった、自然主義的な風景画や農民画を描いた画家たちです。ミレーやコローが代表的です。

ちょうどギャラリートークをやっていて、京都市美術館の館長さんがそれぞれの絵の前で解説をしてくれました。意外と多くの絵を解説してくれて、全体の1/4くらいは解説してくれたように思います。音声ガイドいらずでした。

2014/06/29 両足院のハンゲショウ

ハンゲショウという花が見頃だというので行ってきました。
京都祇園のそばの建仁寺塔頭寺院両足院です。

花見小路からのアプローチ

建仁寺着

塔頭寺院の両足院です。

入り口に毘沙門天



方丈や書院から見える庭園にハンゲショウが咲いていました。

ハンゲショウというのはドクダミの仲間の植物だそうです。
花は長く伸びるメシベ、オシベだけで、花びらのようにみえるのは葉が色づいたものです。
この葉は普段は緑色で、花の季節だけ白く色づくそうです。

お茶券を買えば奥の茶室まで庭を通っていけるので花の間近から撮影できるのですが、一般拝観だとこのレベルまでです。