カテゴリー: 電車と徒歩

京都文化博物館で北斎展というのをやっているということを知って、行ってきました。
ホノルル美術館が所蔵する浮世絵コレクションからの出展らしいです。

前期と後期に分かれており、前期では北斎の作品を年代別に展示するもの、後期は代表的なシリーズ物を展示するもので、総入替制ですが、前期日程はすでに終了しており、この時は後期でした。有名な富嶽三十六景も見ることができました。

京都文化博物館 別館

本館

北斎漫画とよばれる、イラスト集みたいな本が興味深かったです。

博物館を出たあと、東山まで歩いて円山公園の奥にある長楽寺に寄りました。
平清盛の娘、建礼門院にゆかりのあるお寺ということで、京の冬の旅で特別拝観をやっています。

ここの庭は、銀閣寺を作る前の試作品として取り組まれたそうで、東山文化の原点らしいです。

特別拝観ということで、建礼門院や安徳天皇ゆかりの品を保管した収蔵庫を見ることができました。
源氏に隠れて建礼門院を偲んだ、上から墨で塗りつぶされた建礼門院の肖像画などがありました。

今回は、妙心寺です。
ここの特別拝観は3箇所で、普通に行っても良いのですが、拝観と食事がセットとなったものがあったので、それを利用しました。（事前予約）

JR花園駅から4分ほど歩くと妙心寺です。

まずは、この横の宿泊施設、花園会館へ向かいました。

この中のレストランの「花ごころ」で拝観引換券を受け取りました。食事もここでとることになります。

三門


仏殿


法堂

三門の拝観が団体で混雑していたので、別のところへ先に向かいました。


境内にはたくさんの塔頭寺院があり、白壁の路地があっていい雰囲気です。

玉鳳院
特別拝観対象です。

妙心寺発祥の寺だそうです。もと花園法皇の離宮だったため、宮殿風の作りのところもありました。
麒麟や龍の襖絵などがあり、庭には豊臣秀吉の子鶴松をまつった祠がありました。

隣華院の門のうち、応仁の乱以前からある方。

当時の矢のあとだそうです。

東林院
宿坊らしいです。

退蔵院
特別拝観とは違う、常設拝観ですが、庭園が名物らしいので入ってみました。







この程度の庭なのかなと思ったら、奥に広い庭園がありました。






桜の季節がよさそうですね。

ほかは入れませんが、塔頭寺院をめぐります。

特別拝観の2箇所目 隣華院
中では、二百年前に描かれたにもかかわらず鮮やかな色をとどめている襖絵を見ることができました。
例によって、撮影禁止でした。

特別拝観の3箇所目、三門も登りました。釈迦如来と十六羅漢が安置されています。
ここの内部の天井や柱にもいろいろ絵が書かれているのですが、ほとんど外気にさらされないためかなり鮮やかに残っていました。

お昼になったので、いったん花園会館まで戻りました。
京料理のセットです。このほかに、天ぷらがつきました。

最後に、常設拝観の法堂・浴室の拝観をしました。
一定時間ごとに出発するガイドツアーになります。

法堂の中には仏像はありませんでしたが、臨済宗のいつものパターンで、天井に龍の巨大な図が描かれていました。
また、日本最古といわれる鐘も展示されていました。
法堂とセットで浴室の拝観もありました。
通称明智風呂と呼ばれるそうで、明智光秀の遺産によって建てられたそうです。

いわゆる蒸し風呂で、この中に高僧がこもって読経をする、儀式の場としての浴室だそうです。
常設拝観の塔頭があと2箇所ほどあるのですが、次の機会にします。

妙心寺をあとにして、前回時間切れだった東寺の観智院へ行って来ました。

観智院は、東寺で最大の塔頭寺院だったところだそうです。

中には、宮本武蔵が描いたと言われる水墨画がありました。
この庭は五大の庭と呼ばれ、この石の並びは、弘法大師が唐から海をわたって帰る際の、荒れた海を鎮めるために独鈷を投げ込んだり、龍が現れたりといった風景を表しているのだそうです。

本尊は5体並ぶ虚空蔵菩薩で、壮観でした。
奥には茶室もありましたが、桃山時代のルールが出来る前のものなので、後の建造とは違った作りがいくらかありました。

今回は東南方面です。

東福寺へ向かいました。
ちょっと寄り道で堂聚院

通天橋が見えてきました。
紅葉の季節は人の垣根越しに見る景色ですが、今は余裕です。



普段は登れない三門に登ることができます。

２階はすべて撮影禁止

三門と呼ぶ由来は、扉が3つあるかららしいです。悟りを開くために越えるべき関門が3つあることにちなんでいるそうです。

ここも特別拝観の、龍吟庵
各地にある方丈の基本となった建物だそうです。
撮影禁止

すぐそばの泉涌寺にある、雲龍院
ここは一度来たことがあります。

この龍の襖絵は最近製作されたものだそうで、作者の方が書院の方にいました。
期間限定の公開です。

ここは写経道場として有名なところで、写経をしている人もいました。

書院にある、迷いの窓と、悟りの窓
こちらは迷いの窓


悟りの窓

東福寺エリアを離れて京都駅のそばにある東寺



普段公開されていない五重塔の中を見ることができました。





金堂


大師堂



もう一つの特別拝観 観智院は受付が終了していました。


食堂

この日はかなり寒く、時々雪が舞っていました。

西国19番札所の革堂行願寺で年に１回の本尊開帳があったので、平日ですが午後お休みをもらって行ってきました。
ついでに、京の冬の旅2012の特別公開に幾つか行って来ました。

19番札所 革堂行願寺



内陣まで入って本尊を拝むことが出来ました。

京都御苑が近いので寄り道しました。

紐で囲って入れないようになっている所がありました。


アオバズクの巣があるらしいです。

御苑を抜けたところに相国寺です。
この前来たときには入れなかったところに入れます。

まずは法堂（本堂）と開山堂です。
法堂では、天井の鳴き龍が有名です。天井に巨大な龍の絵があり、ある場所で手を叩くと響いて帰ってきます。残念ながら撮影禁止でした。開山堂の庭は撮影できました。

続いて、大光明寺
もともと伏見にあったお寺らしいですが、いまは相国寺の塔頭寺院になっています。

烏丸通をずっと下って、四条と五条の間に平等寺です。
因幡に流れ着いたという因幡薬師が売りです。

何度も大火に見舞われた京都の街中のお寺ということで、火事の際に本尊を素早く避難できるように、いろいろな仕掛けが施されていたようです。




ここで夕方になったので帰りました。

あけましておめでとうございます。
今年も京都の初詣に行って来ました。

天気が良くなかったので、３日に分けて細切れの初詣です。

元旦は、歩いて地元の長岡天満宮。

長いお参りの列ができていました。

２日目は伏見稲荷から。JRで稲荷駅まで。
晴れ間が出たり、雨が降ってきたり、コロコロ変わる天気でした。


ここも長い列でした。

京阪電車で出町柳まで出ると、下鴨神社です。

いつものように、甘酒を一杯。

賀茂川沿いを歩いて上賀茂神社へ向かいます。

途中、本格的な雨になりかけたりしましたが、上賀茂神社につく頃には、ほぼ止みました。
上賀茂神社

虹が出ています。


鳥居と虹の橋っていい組み合わせですね。


神馬

本殿の一部は工事中でした。

レンズに水滴がついていた．．．

厄除け大根炊き




四条烏丸まで歩いて、阪急で帰りました。

３日目には、北野天満宮です。
いつものように、阪急西院から歩きました。

奉納狂言をやっていました。


本殿は大混雑。

裏から抜けて、平野神社。





桜の名所ですが、この季節は寂しいですね。

．．．と思ったら、咲いている桜がありました。こういう種類なのかな。

堀川通を南下して帰途につきます。
飛行物体発見。

MetLife Alicoのスヌーピー号です。京都をベースに、全国を回っているようです。

結構スピードが速くて、みるみるうちに視界から去って行きました。

晴明神社がありました。



普段は静かな神社ですが、さすがにこの時期は人が結構いました。

四条烏丸まで歩いて、買い物をしてから阪急で帰りました。

おまけ
きょうのにゃんこ
「なんだこいつは！」

「目を合わせちゃダメだな．．．」