わたしはNTT docomoのスマホを使っていますが、現在のマンションに引っ越してからリビングでの受信感度が低くて困っていました。リビングが南の窓際にあるんですが、南側にもう一つの棟が建っているためこれが基地局からの電波の多くを遮っているようです。
窓際では受信感度がかろうじてアンテナ2本表示までいくこともあるのですが、ちょっと中に入ると圏外まではいかないですがアンテナ0本になってしまいます。このため、電話がかかってくると電話機を持って電波の入る玄関側に走って行ってから通話をするみたいなことをしていました。
auだとちゃんと入るみたいなので乗り換えも考えたのですが、(最近は既存ユーザーを冷遇してMNP流入者に対して手厚かったりしますし...) ダメ元で電波状況の調査と改善に申し込んでみました。(「聞かせて!ドコモの電波状況」のページ) このページだけ見ると、調査だけして、今後の基地局設定の際に参考にするだけのように見えたのですが、調査の日程調整の際に「改善用の機器を持っていく」という話をされました。
調査の日が平日だったので、お休みをもらって家で待機しました。作業の人が2人組でやってきて、まず携帯のアプリで電波状況を確認して、改善機器の取りつけ作業に入りました。今回使用した改善機器はレピータでした。これは、電波の届くところにアンテナを置いて受信させ、それを室内に再送信する機器です。
電波を安定して受信できるところということで、バルコニーの配管にアンテナを固定して、これをケーブルで室内に引き込みました。引き込みはエアコンの引き込み部を使用することもあるようですが、今回はサッシに挟んで使うフラットケーブルを用いました。電波を再送信する本体は室内に置くのですが、再送信した電波が再び自分のアンテナに入ってしまうとハウリングみたいな現象が起こるので、そちらに向けないように注意する必要があります。また、これでカバーできるのは一部屋程度の広さで、家全体をカバーするものではありません。
設置された本体
今回の件とは関係ないですが、後ろに写っているのはHPのMicroserverです。(WHS2011を運用)
結構発熱するようで、裏側が熱くなります。
電気代が月200円くらいかかるとのこと。
携帯と同じ周波数を使うので、電波法で管理され、個人で勝手に設置することはできません。たぶん、docomo側で設置場所を登録しているはずです。
窓から1mくらいの場所の、設置前後の状態です。(N-01D)
設置前
設置後
わかりにくいですが、設置前は4本全部灰色、設置後は4本全部水色です。
ただし、ちょっとアンテナの正面から外れると2本とか3本とかになります。
アンテナで電波を拾えるところがないとか、ハウリング的な障害が避けられない時とかは、インターネット回線から通信を引いてきて送信するフェムトセルを使うこともあるようですが、その場合は使えるISPに制限があるようです。(フレッツ限定とかかな)
ドコモのWebサイトにはレピータやフェムトセルを使った改善について触れているページもあるようですが、上記の調査依頼の関連ページでは直接触れていないようです。改善するとは限らないのであまり期待させないようにしているのか、お金がかかるのであまり殺到しないようにしているのか、このへんは意図するものがあるんでしょうね。
このレピータは設置料金やレンタル料金はかかりませんが、引越しや契約解除などで不要になったときは返却する必要があります。また、紛失や故意による破損の場合は4万円の賠償が必要となるそうです。